みたてについて
落語での扇子は、箸であり、キセルであり、または手紙であります。
日本庭園の石は島であり、白い砂は波であります。
千利休は、水筒として使われていた瓢箪に花を挿し、井戸から清水を汲み上げるための箱釣瓶を、茶道具の水指に見立てたといわれています。
ものを本来のあるべき姿ではなく、別のものに「見立て」、新しい価値を見いだす表現方法は、日本人の美意識が生み出した文化であるといえるでしょう。
『みたて』では、そのような感覚を大切にしながら、植物で表現できる新しい価値観を探りたいと思っています。