【重陽の節句】 こころ葉


四季のある日本にとって、折々に咲く草木の存在は、行事や神事に欠かせないものとして、その一端を担ってきました。
命ある草木の形をいまにとどめ、紙や金属にその姿を写した心葉(こころば)」もまた、饗膳の四隅や贈り物に添えられ、ハレの日の飾りとして、大切に受け継がれてきたもののひとつです。
みたての「こころ葉」は、植物で染められた和紙をつかい一箱の中に二種の植物を合わせています。染紙でつくられた植物の断片から広がる節句の景色をお楽しみください。
九月九日の重陽の節句は、
最も大きな陽数(奇数)が重なる、五節句の中でも特にめでたい日とされています。
中国では、仙境に咲く霊薬と信じられた菊は、長寿の効能があるされ、
呉茱萸の枝とあわせて身に付け、高所に登るという厄払いの風習がありました。
それが日本に伝わり、平安時代には、
呉茱萸を詰め菊を添えた「茱萸袋」を柱に飾ったり、
菊の花びらを浮かべた「菊酒」で無病息災を祈願する習慣が、宮中で広まりました。
また、菊の花に真綿を被せて夜露を含ませ、香りを移した「着せ綿」も行われ、
菊にまつわるさまざまな習わしで秋を楽しみながら、長寿を願いました。
みたてでは、野に咲く菊の代表である野紺菊と
漢方などで使われるミカン科の呉茱萸をあわせ、重陽を表しました。
33,000円(税込)
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ご注文期間について:
11月上旬頃終了予定 となります。
数量限定のため、無くなり次第終了になります。
内容について:
造り花 2種・台座 1組・箱
※箱サイズ 高さ 8cm × 13,5cm × 20cm
※染紙で作った2種の植物が木箱に納められています。
※写真はイメージになります。